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認知症防止について

認知症とは

 認知症という名称は病名ではありません。ほんの少し前の事を覚えていない、たとえば食事をしたばかりなのに「今日はまだ何も食べていない」と言う、あるいは今自分がどこにいるのかがわからない、自分の家なのにトイレや寝室の場所を間違える、洋服をうまく着られなくなる……。普通の人なら忘れてしまったりわからなくなってしまったりするはずがないようなことがわからなくなる、特有の症状の総称と考えていただければよいでしょう。認識・識別したり、記憶したり、判断する力が障害を受けて社会生活や日常生活に支障を来してしまう状態をひろく指して認知症といいます。
 久しぶりにあった人の名前が思い出せない、といった単なる物忘れは年齢のために起きることで誰にもあることですが、認知症は物忘れとは違い病気です。
 認知症の正式な定義は「後天的な脳の病気により正常に発達した知的機能が全般的かつ持続的に低下し日常生活に支障を生じた状態」とされています。

認知症を引き起こす病気

 認知症の原因となる病気は多種多様です。その中でも圧倒的に多いのが未だに原因が解明されていないアルツハイマー病に起因する「アルツハイマー型認知症」と生活習慣が原因といわれる「脳血管性認知症」およびその両者が混合している状態です。

認知症の予防

食生活
自治医科大学大宮医療センターの植木彰教授らの研究チームがアルツハイマー病患者51名と同年齢の健康な人の食事の内容を分析するという調査をしました。
その結果、男性患者は摂取エネルギー量が健康な人と比べて約30%も多く、穀類、肉類、植物油の摂取量が目立ちました。また女性患者は1日の必要エネルギー量を摂取していない人が多く、階層や緑黄色野菜の摂取量が非常に低い、ということがわかりました。また、患者全員に共通してドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)の摂取割合が低いということもわかりました。ドコサヘキサエン酸(DHA)は青魚に多く含まれます。
また、塩分の摂取にも注意が必要です。通常10グラム以下の食塩摂取がよいといわれていますが、高血圧の人やたんぱく尿が認められる人は6グラム以下に抑えましょう。
コレステロールも少なく抑えると良いと言われます。脂肪としては1日20〜30グラムまでに制限し、動物性脂肪を減らしリノール酸を多く含む植物性脂肪を多く取ることを心がけてください。脂肪と同時に糖質の制限も必要です。
さらに1日の摂取エネルギー量を体重1キログラムあたり25〜30キロカロリーとして、1500〜1800キロカロリーを一応の目安とします。
その上で良質のタンパク質、植物繊維、ビタミン、ミネラルを摂取することを心がけましょう。
飲酒について
長期多量の飲酒はアルコール性認知症を起こしやすいことは長く言われ続けていますが、酔いつぶれるなど完結的な多量の飲酒もアルツハイマー病を含めた認知症になりやすいという調査報告があります。
ただし、お酒が必ずしも認知症予防に良くないとは言い切れません。フランスのボルドー大学の研究グループが行った疫学調査では、ワインを毎日グラスで3〜4杯飲んでいる人の場合、アルツハイマー型認知症の発生率が全くお酒を飲まない人のわずか1/4であることが報告されました。他にもオーストラリア・ニューサウスウェールズ大学脂質研究部で飲酒と認知症の関係についての調査が行われましたが、適度な飲酒をしている人の方が飲酒しない人より34%認知症が少ないという結果が報告されていますし、アメリカ・コロンビア大学医学部神経内科でも同テーマの調査が行われ、女性については周に1回から2回の飲酒週間がある人の方が認知機能のテストMMSE(短期記憶や物忘れの程度をチェックするもの)値が良い事を認めました。ただし男性では認めませんでした。なおアメリカ心臓財団The American Heart Associationは、1日1回の適量の飲酒を勧めており、その量はビールで約370 g、ワインで約120g、40%のスピリットで約50gとされています。ただし現在飲酒していない人が健康のためにと新たに飲酒を始めることは勧めていません。
喫煙について
喫煙は脳血管性認知症の危険因子とされていますが、多量飲酒と比較すればその程度は低いといわれています。
飲酒や喫煙に起因する認知症はすぐに起きるものではないので、多量飲酒や喫煙をやめて規則正しい生活を心がけるべきなのは老齢になる前の人たちであるといえます。
適度な運動を
人間は歩くことによって脳のいろいろな領域が刺激されるため、脳の代謝と循環が活発化されます。その逆に歩行が困難になると知的機能が低下し、知的機能が低下したことで運動機能が低下するという悪循環を招きます。寝たきりにならないようにするためにも年をとっても歩くことに努めることは重要です。
また、適度な全身運動も大切です。認知症防止だけでなく、体の各部に刺激を与え、骨を丈夫にし、動脈硬化を予防する事にもつながります。
同時に、手を使うことも心がけてください。手を使うことは脳の機能を活発にすることにも貢献します。文章や絵を書いたり、楽器を演奏したり、家事を行う事は手を使うと共に頭も使います。
肥満防止
メタボリックシンドロームの人はアルツハイマー病になりやすいという研究結果や、皮下脂肪が多い人は認知症になりやすいという研究結果が発表されています。高血圧と共に肥満は生活習慣病の代表的なものです。標準体重を計算して、これに近づくように摂取カロリーのコントロールと運動を心がけましょう。
頭部の打撲
頭部の打撲がアルツハイマー病の危険因子として最上位クラスにあげられます。頭部打撲の要因として転倒が考えられますが、転倒しないためにも普段より運動をすることで体の動き、身のこなしを常に軽くする事が大切です。こうすることで機敏に反応ができて転倒を避けたり、転倒しても東部を守る動きができたりするのです。
人とつきあい会話をする
他人とかかわることで相手に対する心遣いが必要になり、人間関係を維持するために気配りをするようになります。こうすることで常に頭を使うようになります。また、意思の疎通を図るために考えをまとめたり、場合によっては文章を書いたり図を描いて説明をすることもあるでしょう。そして何より、実際に言葉を発して相手の言葉を聞き取るという行動をとることが脳の働きを活性化させてくれます。他人との接触がほとんどない人は他人との接触が十分な人と比べて8倍も認知症になりやすい、という研究結果もあるほどです。
その他
完全に認知症を予防することはできません。しかし、上記の他にも認知症予防によいといわれることはいろいろあります。それらを積極的に取り入れると共に、認知症の危険因子といわれるものを極力(できる限りすべてに近づけて)排除していくことが大切です。
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